チーズはどこへ消えた〜いまの自分はネズミか小人か〜
物語に登場するのは、2匹のネズミと2人の小人。
ネズミは本能に従い、小人は知恵を使って行動する。
2匹と2人は迷路の中にいて、求めるゴールはチーズ。
全員にとってチーズは非常に大事なものである。
だが大事なモノはそう簡単に手に入らない。
求めているうちになぜチーズを求めるか。
求めているものはチーズという同じモノでも、
行動の理由の違いがどう行動するのか至る結果に差を生じさせる。
果たして彼らは無事チーズを見つけ迷路から抜け出すことができるのか。
こんにちは、ルナです!
今回は私が今までの人生の岐路という場面で、
読み返してきた1冊を紹介したいと思います。
■本について
タイトルにも記載しているこの書籍名は、
これは世界中で翻訳されて出版されているほど、有名な本です。
PR TIMEの記事によると、全世界では2800万部売れ、日本でも400万部の売り上げ記録があるそうです。
400万部って数はすごいけど、すごすぎてよく分からないので、他の人気作家の本を例に出してみます。
例えば養老先生の『バカの壁』という書籍。
書店に行けば必ずと言っていいほど置いてありますが、この本でさえ300万部の売上と言われています。
そう考えると今回ご紹介する本がどれほど絶大な読者を抱えているのかということがなんとなく分かってきます。
冒頭であらすじをご紹介しましたが、この物語はチーズを探すネズミと小人のお話です。
登場するネズミと小人はチーズを求めて迷路を行動します。
ネズミと小人、これは比喩であり、私含め、本の読者である私たちに、
求めるもの、欲しいことを手中に入れようとする時、どんな反応をとるかが問われています。
どんな困難が来ようとも本能に従って素直に行動する人か、
それともピンチが来た時に何かしらの言い訳や誘惑に戸惑い、考え込んだり、
立ち止まってしまってはいないかと問いかけるお話だと思います。
■購入した経緯
私がこれを手に取ったのは5年ほど前のことです。
意識高い系の本が読みたいなと思い、入った書店の自己啓発のエリアに
一際目立つように陳列されていたのがこの本です。
書店や広告などで見たことある方や実際に読まれた方も多いんじゃないかと思います。
読んで気になったところに私は付箋を貼っています。
■ターニングポイント
私はこの本を購入した時以外にも、何かにチャレンジしようか悩んでいる時、いわゆるターニングポイントの場面で読み返してきました。
例えば、大学のサークル紹介で活動報告をした時です。
1サークルのブースに話を聞きにくる学生なんて数としたら両手で数えられる程度です。
私にとっては何人聞き手がいようが、人前に立つというのは物凄く緊張するものです。
サークル紹介をすると決まった時から、毎日原稿を眺めては、自分がやらなくてもいいんじゃないかと思っていました。
そんな時にこの本のことを思い出すのです。
この本を読んだ時、自分は絶対ネズミのように行動するんだと。
いざ現実困難に合ったいま、小人になってしまっているんじゃないか。
確かに自分じゃなくてもいいかもしれない。
でもそれじゃあ今までの自分と何も変わらないじゃないか。。
普段自分がしない選択肢が与えられた今しか、こんな変われるチャンスはない!!
そう思って、その時の自分自身を緊張もしますが、奮い立たせてきました。
他にも就職活動や会社で大きな仕事を依頼された時など、
やったことのない分野に挑戦する時に、本当にこれで良いんだろうか、
なんのためにやるんだろうかと足が止まることが私は何度もありました。
そんな時に、この本を読んで、
自分はネズミと小人のどっちなんだろうか。
変化を楽しんで行動するのか、それとも恐れて変わらないことを選択するのかを考えます。
考えた結果私はやっぱりより良くなるために変わることを選択する人になりたいと思って行動してきました。
■最後に
今振り返って、過去選択してきた自分の行動は間違っていなかったと100%はまだまだ言えません。
でもだからこそ、度々振り返っては自分の中の指針を整えています。
今回ご紹介した本には、「迷路の外には何がある?」という続編があります。
私はまだ続編を読んだことがありませんが、チーズはどこへ消えた?同様大ヒットの書籍です。
今回読み直して出た課題ををクリアした時に、続編も読んでみます。
その時はまた感想などを投稿しようと思います。